秋葉忠利著書 “顔”を持ったコンピューター 第7章

いまから25年前、当時一流のコンピューター科学者10人に秋葉忠利がインタビューしてコンピュータの未来と人間の将来について書き上げたものです。今日は第7章、ロジャー・シャンクへのインタビューです。

          人工知能に賭けるエールのボス
    エール(YALE)大学教授  ロジャー・シャンク Roger C. Schank


    競馬と政治
    
 「まずスポーツが好きだ。フットボールや野球。それから競馬。これは学生時代、一時競馬で
食べていた時期があったほどうまくなったが、最近はもう駄目だ。私はポーランドから移民し
てきた祖父から数えて三代目のユダヤ人だが、その祖父も、父も競馬には目がなかった。
 父は弁護士をしていたが途中でやめて、ハーレムの高校で数学を教えていた。母は手芸など
に使うビーズ商。日本の物もずいぶん扱っていた関係で、しじゅう日本レストランに出入りし
ていた。その彭響で、私も日本料理が好きだ。日本に行ったのは一昨年東京で開かれた国際人
工知能学会に出席したのが初めてだ。また行ってみたい。もっとも、日本でのAI研究のレペ
ルはそれほどでもない。今年の秋から、ここのAI研究所に日本人が未ることになっているか
ら、ようやく本腰を入れて取り組むつもりになったのかもしれない」
・・・・・政治面に関わりのあるAIの研究が多いようだが、現在、政冶的に重要な問題はどんな
ものだと考えているのか。
「やはり経済と関わりのある部分が大切だ。私個人としては身の丈に合った経済とか、60年          代に流行したコンミューンが好きだ。ほかにも自給自足、特にエネルギーの問題が大切だろう。」          
・・・・・最後に家族は。                                               
「9歳の女の子と6歳の男の子がある。二人ともとても頭がよい。妻は作家でジャーナリスト」



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秋葉市長が25年も前にコンピュータ時代を予測して、当時の最先端科学者をインタビューした本です
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